【季節別】肌荒れの種類と予防法・対処法まとめ

体調や生活習慣の乱れなど、カラダの好不調のサインともなる肌荒れですが、痛みや痒みもあったり、誰かに合う時に目だってしまったりと、やっぱり嫌なものですよね。

世界には色んな地域があって、日本の様に四季がある地域もあれば、1年中ずっと同じような環境の地域もあります。

1年中ずっと同じ環境であれば、スキンケアなども一定で肌荒れの心配も少しは楽になりますが、はっきりと四季のある日本では季節ごとに肌荒れのケアを考えていかないといけないので大変ですね。

今回はそんな日本特有の季節の中で、どのように肌荒れと向き合っていったらよいかをまとめてみましたので、日頃のスキンケアや肌荒れ対策として参考にしてみてください。

季節ごとによく起こる肌荒れ紹介

その人の肌質の種類によって肌荒れは変わってくる可能性もありますが、日本特有の季節によって起こる代表的な肌荒れの原因は以下のモノになります。

  •  花粉による痒みや皮膚炎
  •  紫外線
  •  夏に受けた肌ダメージ
  •  乾燥

以前は紫外線の強い夏場と乾燥のきつい冬場が中心でしたが、最近は花粉によるアレルギーなどで肌荒れする方が急増している傾向にあり、肌を取り巻く生活環境や食生活などが原因となって、年々肌環境は悪化している様な感じがします。

この後の記述で、すべての季節の肌荒れについて詳しく解説していきたいと思いますので、気になる季節について各項目をチェックしてみてください。

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ご自身の肌質チェックに関しては『 私は何肌?洗顔後の肌質チェック実験でわかった自分の肌状態 』の記事で詳しく解説してますのでぜひご覧ください!

春に多い肌荒れ【3月4月5月】

春(3月4月5月)は特に寒暖差の大きい季節なのに加え、生活環境に関しても新年度に向けて変化が起きやすい季節になっています。

カラダを取り巻く環境の変化は肌ストレスにも繋がったり、肌が季節や環境に準ずる準備期間ともいえるこの時期もしっかりとした肌ケアが必要です。

春に多い肌荒れの原因

春は肌荒れを起こしやすい季節になりますが、そんな春に追い打ちをかけるような刺激が、スギヒノキなどの花粉やここ数年で注目を浴びるようになったPM2.5などの化学物質です。

肌環境の整っていない春の時期は肌のバリア機能が低下しているので、春特有の異物が皮膚へと侵入してしまい炎症反応が起こることが肌荒れの原因になります。

肌荒れの種類

春特有の肌荒れの種類としてもっとも深刻なのは、花粉やPM2.5などの異物によって発生する、アレルギー反応による痒みや湿疹といった肌荒れがメインですが、その様なアレルギー反応に伴って起こる鼻をかむ行為やマスクをする行為や、目をかく行為などによってさらに肌荒れを引き起こしてしまうこともあります。

予防法

正直現代社会において完全に予防するのはなかなか難しいですが、以下の様なことをすると肌荒れを防げる可能性があるので、少しだけでも取り組むようにしてみてください。

花粉やPM2.5などの異物を避ける

仕事や家事や育児等たいへんなのでなかなか難しいですが、花粉やPM2.5が飛散している様な時は外出を控える様にする。

外出する場合はマスクや眼鏡、帽子、1枚多めに羽織るなど、外出後に室内に異物が散乱しない様な工夫を施してください。

腸内環境改善による免疫機能安定化を図る

異物のアレルギー反応が起きない方は、腸内環境が健全で免疫機能が安定している方が多いといわれています。

春の季節に特に肌が荒れるという方におすすめなのが、腸内環境を整えておくということですので、腸内環境をあげる手段は以下の記事で詳しく解説していますので、春に肌荒れが起きやすいという方は、ぜひ取り組むようにしてみてください。

>>カラダを護るには食べものでの免疫力今日かが1番おすすめ!<<

対処法

予防法のところでも紹介した様に、腸内環境を改善するなどの積み重ねも必要ですし、毎日のスキンケアをより丁寧に優しく行っていくことが、まずは大切です。

これらの基礎的なことを行いながら、アレルギー反応を低下させるためにナイアシンの摂取がおすすめです。

近年ではヒスタミンがすべてのアレルギー反応の基になっていると、提唱している方もいらっしゃるくらいヒスタミンはアレルギー反応と密接な関係があり、糖質や炭水化物を摂取するとカラダにどんどん蓄積されていくので、これを放出する必要がありますが、このヒスタミンを放出する働きがある栄養素がナイアシンです。

ナイアシンビタミン3とも呼ばれ、アレルギー反応の基になるヒスタミンを放出させる作用の他に、肌をきれいにする作用も確認されているのでぜひ1度試してみてください。

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アレルギーが酷い方の場合などは、ナイアシンフラッシュなどの全身湿疹などがでる場合がありますが、これがヒスタミンの放出のサインとなります!ナイアシンフラッシュを避けたい場合は、少量ずつ徐々に摂取するようにしてください!

夏に多い肌荒れ【6月7月8月】

夏(6月7月8月)はなんといっても気温の高さ紫外線量の多さです。

1年間でもっとも汗をかきやすい時期にもなる上に、近年では建物内に入るとどこにいても寒いくらい冷房がきいているので、急激な寒暖差やカラダの冷えなど、肌にとって過酷な状況が整っている時期ともいえます。

夏に多い肌荒れの原因

夏の紫外線は肌表面に炎症を起こしたり、肌の深部に侵入してコラーゲンなどの美肌成分を破壊してしまい、これにプラスして大量に汗をかいたり、冷房にあたったりすることで肌の水分が失われ、乾燥することが肌荒れの最大の原因となります。

肌荒れの種類

夏にもっとも多い肌荒れの種類は「乾燥」で、カサつきや粉ふきなどの症状も現れることがあります。肌のべたつきに関しても肌の乾燥が原因で、肌が乾燥しているから皮脂を大量に分泌しているのがこの状態になります。

さらに皮脂の分泌量が増えたことにより発生するのが、ニキビや吹き出物などで、毛穴に皮脂が詰まってアクネ菌が増加することによって起こってきます。

予防法

夏の肌荒れを防ぐために積極的に行いたいことはとにかく紫外線対策です。紫外線対策をするのとしないのとでは、肌のバリア機能に大きな影響を与えてしまいますし、シミやシワやたるみの原因にもなってしまうので必須です。

紫外線対策をしっかりする

日焼け止めに記載してある「SPF」や「PA」など、なんとなくUVカットしてくれるからという理解でつかっている方も多いので、まずは以下の記事でポイントを抑えておきましょう。

>>日焼け止めのSPFとPAの違いは?自分に合ったUVケアを探しましょう!<<

SPFやPAにはカラダの機能を低下させる成分が含まれているという情報もあるため、出来れば日傘UVカット生地の服を着て、あまり陽射しの下にいないことが大切になりますが、プールや海などで肌を出す場合はしっかりとUVケアを行うようにしましょう。

栄養素によって紫外線のケアも可能で、美肌を護るのにオススメのビタミンを以下の記事にまとめてますので、こちらの記事も参考にしながら摂取する様にしてみてください。

>>紫外線から美肌を守る厳選ビタミン3種をご紹介<<

対処法

紫外線対策をしっかりと行っていても、外出する限り他の時期に比べて紫外線を浴びてしまう量は増えますし、汗をかく量も多いので、どうしても肌の乾燥は起きてしまいます。

そんな場合はとにかく肌の保湿を高める適切な対処が必要です。

朝の顔のべたつきや、洗顔後のツッパリなどが肌乾燥の黄信号のサインで、これらがある場合は特に以下の記事でまとめている様な対処を行うようにしてみてください。

>>販売員が勧める朝の顔のべたつき解消法!<<

>>洗顔後の軽いツッパリ感は乾燥肌の黄信号!<<

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肌に関するすべてのことに繋がることですが、毎日のスキンケアなどを丁寧にコツコツと積み重ねることが大切です!

秋に多い肌荒れ【9月10月11月】

紫外線や高温多湿の過酷な夏を終えて涼しくなってくる季節の秋(9月10月11月)なので、いっけん肌にとっては休息期間となりそうな感じですが、夏に受けた肌のダメージや朝晩の寒暖差などにより、秋特有の肌荒れが起きやすい時期になります。

秋に多い肌荒れの原因

秋の時期に肌が不安定になってしまうことを「ゆらぎ肌」といいます。

これは、夏から秋へと移り変わっていく過程で朝晩の寒暖差が大きくなることによって、空気の乾燥が一気に進むことで皮膚の新陳代謝が低下したり、毛細血管の血流が悪くなってしまうことが原因としてあげられます。

またイネ科の植物を中心とした、秋特有のアレルギーによる痒みも肌荒れの原因になってきます。

肌荒れの種類

夏の紫外線や大量の発汗による「乾燥」とは異なり、秋は空気などの環境面での「乾燥」が進み、肌の乾燥を招いてしまいます。

夏のダメージや環境面の乾燥から、かゆみの症状がでてしまうことが多く、粉を拭いたり炎症を起こすなどの肌荒れが起こります。

予防法

秋は冬にかけてどんどんと乾燥が進んでいく時期です。

美肌を心がけている方は皆さんお馴染みのことですが、出来る限り乾燥を防ぐために生活環境の湿度を保つことがとても大切になってきます。

睡眠時間を中心に加湿器の使用を心がける

肌が乾燥して痒みを起こした時に我慢できずにかいてしまうと、肌のバリア機能がどんどん低下してしまい、余計に肌荒れを起こしかねません。

このような、かいてしまう行為を行いやすいのは寝ている時間帯です。

日常的に加湿することも大切ですが、寝ている時は必ず加湿器を炊くようにして、冬に備えて乾燥肌から肌を護る様にしていきましょう。

対処法

加湿器を炊いて、外部環境から肌を護ることも大切ですが、カラダの中の保湿をしっかりと行うことも大切です。

一般的に肌の保湿といえば「化粧水 + 乳液」のセットですが、これだけでは肌の乾燥をなかなか抑えられなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが、新発想の保湿成分ともいえる「エクソソーム」です。エクソソームの詳細はこちらをチェックしてみてください。

>>エクソソームとは?細胞同士の会話を担う物質<<

エクソソームが配合されたエクソソーム導入ジェルの保湿効果をスキンチェッカーで実験した動画もありますので、ぜひこちらの記事もご覧ください。

>>保湿ジェルの有効性を市販のスキンチェッカーを使って検証<<

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エクソソーム導入ジェルを使い始めてから顔の保湿はずっと保たれているので、今では私の乾燥予防必須アイテムになっています!

冬に多い肌荒れ【12月1月2月】

高温多湿と紫外線量の多い夏とは対照的な季節が冬(12月1月2月)で、この時期はなんといっても「気温の低さ」と「乾燥」がポイントになります。

冬に多い肌荒れの原因

冬はなんといっても「気温の低さ」と「乾燥」ですが、カラダの中では冷えや乾燥がすすみ、運動量の低下から血液の循環が悪くなってしまっています。

血液循環が悪くなってしまうと起こるのが、肌のターンオーバーを含む新陳代謝の機能低下です。

この状態になると、肌のバリア機能が低下したり、再生機能が低下することによって、肌荒れの悪循環に陥ってしまいます。

外部環境の乾燥がさらに進んでいく中で、そのままにしていると肌荒れを通り越して、深刻な肌トラブルへと繋がってしまうのもこの時期になります。

肌荒れの種類

基本的には乾燥による「乾燥性皮膚炎」というものが主流ですが、乾燥が進み過ぎてしまうと、赤切れやひび割れ等の様な深刻なものへと変わっていきます。

それ以外では、乾燥がすすんでしまった方の中には、小じわやくすみといった肌の退化現象を起こしてしまう方も少なくありません。

1年の中でもっとも乾燥するこの時期は、肌荒れや肌質の低下など肌にとって過酷な環境の時期になります。

予防法

冬の時期は空気の乾燥やカラダの冷えなど、カラダの免疫が下がり、風邪を引きやすい時期でもあります。

免疫力 = 健康 = 美容

という図式はもはや一般的な方程式で、カラダを温めることを含め、免疫力を高める習慣はこの時期に特に大切になってきます。

免疫力を高めるポイントは以下の記事でまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>カラダを護るには食べものでの免疫力強化が1番おすすめ<<

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色々するのが面倒という方は、湯船に重曹をいれて入るということだけでもいいので是非おこなってみてください!カラダも温まりますし肌もすべすべになるのでイチ押しです!

対処法

秋の肌荒れのところでご紹介した、エクソソーム導入ジェルはかなりおすすめですが、冬の肌荒れが進行しているとそれだけでは対処にならない場合があります。

そんな時におすすめしたいのが、保湿剤として長い歴史を持つ「ヴァセリン」です。

ヴァセリンについては以下の記事で詳しくまとめていますので、こちらの記事を参考にしてみてください。

>>ヴァセリンの保湿効果がすごいらしいのでリンゴで酸化実験してみました!<<

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冬の乾燥はなかなかの強敵なので、冬になるまでにコツコツと肌環境や保湿機能の向上に努めておくこようにしましょう!

まとめ

「【季節別】肌荒れの種類と予防法・対処法まとめ」いかがだったでしょうか。

日本の様に四季がはっきりしている地域では、それぞれの季節の肌荒れの種類や予防法や対処法が微妙に変わってきて、通年をかけて肌質が変化しない方もいらっしゃれば、肌質が変化して肌荒れを起こしてしまう方もいらっしゃいます。

後者の様な方は、今回の記事を参考にぜひ季節ごとの予防や対処を行ってみてください。

季節ごとのルーティンが板についてくると、不思議と季節ごとの肌荒れも解消していくはずです。

季節ごとの特性をしっかりと掴んで、素敵な美肌ライフを満喫していきましょう。