紫外線から美肌を守る厳選ビタミン3種をご紹介

肌ストレスで1番ポピュラーなのが紫外線で、紫外線対策をしていないと、シミやそばかすの原因にもなりますし、それ以外にシワたるみの原因にもつながっていきます。

紫外線は1年中降り注いでいますし、太陽がある限りずっと降り注ぐものなので、日焼け止め日よけグッズなどで紫外線対策を行ったとしても、反射などでどうしても浴びてしまいます。

このように女性のお肌の大敵ともいえる紫外線なので、クリーム美容液で対策をとることも大切ですし、それ以上にカラダの中からしっかりと紫外線対策をすることも大切です。

今回はそんなカラダの中からの紫外線対策として、ビタミンに焦点をあてて解説していきます。

ずっと美肌を保っていきたい」そんな方はぜひ参考にしてみてください。

美肌のための内側からの紫外線対策

美肌のためにカラダの内側から紫外線対策をする際には、なんといっても栄養素(ビタミン)の働きで紫外線にアプローチしていくことです。

紫外線による1次被害がメラニンの生成が増えるとシミやそばかすの原因へと繋がっていくことで、2次被害が紫外線が肌ストレスとなって、活性酸素を増やして、くすみ・シワ・たるみの原因へと繋がっていきます。

https://navis-healthcare.com/wp-content/uploads/2021/01/ctt52_07.jpg
いわさき

一説によると、シミ・シワ・たるみの原因の7割は紫外線の影響でなっていると言われている程です!

若年層である幼少期から10代の頃までは、多少の紫外線を浴びていても、新陳代謝ターンオーバーが活発にしっかりと機能しているので、シミなどが出来ても割と早い期間で薄くなったり、なくなったりしていたのですが、年齢を重ねれば重ねるほど新陳代謝などの機能は低下してくるので、シミが残ったり活性酸素を除去しきれずに、肌が酸化してたるみやシワの原因へと繋がっていきます。

これをカバーする為に、新陳代謝を活性化したり、抗酸化作用・紫外線吸収作用のある栄養素をとって、カラダの内側からアプローチしていくことが必要になってくるのです。

そもそも紫外線とは

紫外線対策をするには、紫外線の知識があった方が対策を取りやすくなります。

細かく知識を得ようとすると、本筋からそれてしまい本末転倒になってしまうので、紫外線の基礎知識だけを知っておいてください。

以下の記事に紫外線のことを解りやすく解説しているので、ぜひご覧ください。

>>紫外線(UV)とはどんなもの?大事なことだけ覚えましょう<<

紫外線に効果的なビタミン

それでは早速、紫外線にカラダの中からどのようにアプロ―チしていくかを解説していきます。

カラダの中からアプローチしていくにはいくつか新しい方法も確立されつつあったり、栄養素としても活性酸素を除去してくれるものなど色んな種類がありますが、あまり情報が多くなってしまうと、混乱してしまいやすいので、管理栄養学の確立された栄養素として、今回はビタミンに絞ってご紹介していきます。

抗酸化ビタミンのエース【 ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE 】

抗酸化ビタミンのACE(エース)と呼ばれているのが、ビタミンAビタミンCビタミンEで、どれも高い抗酸化力があります。

抗酸化とは : カラダは暴飲暴食や過度な運動、ストレスや紫外線の影響などで、体内に活性酸素が発生し、これが正常な細胞と結びつき高い酸化力をもつ物質に変化し、細胞の老化をはやめシミやシワやたるみなどに繋がっていってしまう。抗酸化とは、この活性酸素を発生させない様にしたり、無毒化したり気づつけられた細胞を修復することを総称して抗酸化力といいます。

ビタミンAビタミンCビタミンEを摂取することにより、これらがもっている高い抗酸化作用によって、紫外線で発生してしまう活性酸素の除去や無毒化へとつなげ、肌細胞をはじめとする各種細胞の老化速度をゆるめ、シミやシワやたるみなどを予防することが期待できるので、以下のような食材を日ごろから摂取するようにこころがけてみてください。

ビタミンAが多く含まれている食材…

  • 豚レバー
  • 鶏レバー
  • バター
  • 鶏卵
https://navis-healthcare.com/wp-content/uploads/2021/01/ctt52_07.jpg
いわさき

ビタミンAは過剰摂取すると体調不良を起こすことあるので、体内でビタミンAに変換されるβカロテンを含む食品と併用すると安心です!

βカロテンが多く含まれている食材…

  • ほうれん草
  • にんじん
  • ピーマン
  • かぼちゃ
  • 柑橘系の果物
  • すいか

ビタミンCが多く含まれている食材…

  • 赤ピーマン
  • 黄ピーマン
  • ブロッコリー
  • キウイフルーツ
  • 菜の花

ビタミンEが多く含まれている食材…

  • ぎんだら
  • にじます
  • モロヘイヤ
  • かぼちゃ
  • アーモンド

参考文献:厚生労働省 e‐ヘルスネット 「抗酸化ビタミン」

食べる紫外線対策のビタミンC

抗酸化作用の高いビタミンとして、ビタミンAビタミンCビタミンEをご紹介しましたが、その中でもビタミンCはとびぬけて高い抗酸化力があるといわれているのに加えて、シミやくすみの主原因であるメラニンという物質の生成を抑制する力も備わっています。

他のビタミンにはない高い抗酸化作用に加えて、シミやくすむの主原因のメラニン生成を抑える効果もあるので、ビタミンCは「食べる紫外線対策」という風にいわれています。

ビタミンAやビタミンEの摂取もおすすめですが、ビタミンCをしっかり摂ることが紫外線対策の1番の近道になるかもしれません。

ビタミンC摂取の落とし穴

ビタミンCを紫外線対策の代表格として紹介していきましたが、ビタミンCにもちょっとした落とし穴があります。

ビタミンCをしっかり摂取しているのに「紫外線対策になっていない」「体調があまり優れない」などの感覚がある場合は、ビタミンCをフルーツでの摂取が多くないかを確認してみてください。

ビタミンC摂取の中心がフルーツである場合は以下の様な問題が生じている可能性があります。

ソラレンにより紫外線吸収

ビタミンCを含んでいることでも有名な柑橘系のフルーツには、ソラレンという物質が含まれています。

このソラレンには、紫外線の吸収率を高め、さらには紫外線ダメージに対する抵抗力を弱めてしまうという性質をもっているので、ヒトによってはさらに紫外線ダメージを負ってしまうしまう可能性があるとされています。

https://navis-healthcare.com/wp-content/uploads/2021/01/ctt52_07.jpg
いわさき

紫外線対策でビタミンCを摂っているのに、これでは本末転倒になりかねないですね!

果糖により膵臓機能低下

フルーツには果糖が含まれていて、糖分の中ではよい糖分として有名ですが、1つ弱点があって、タンパク質と一緒に摂取すると吸収率が低下して膵臓に負担をかけてしまい、膵臓の機能低下を起こしてしまうという側面をもっています。

膵臓が機能低下を起こしてしまうと、消化器系全般的にダメージを負ってしまうため、体調不良や肌荒れなどを起こす可能性が高くなってしまいます。

https://navis-healthcare.com/wp-content/uploads/2021/01/ctt52_07.jpg
いわさき

フルーツを食べる時は食感などの空腹時のみにして、ビタミンC摂取は基本的に野菜を中心にすることをおすすめします!

まとめ

「紫外線から美肌を守る厳選ビタミン3種をご紹介」いかがだったでしょうか。

日焼け止めクリームや日傘などの紫外線対策はしているけど、カラダの中から紫外線を本気で考えている人はまだまだ少ないという情報もあります。

一般的にいわれているインナーケア紫外線対策ですが、ソラレンや果糖の様な落とし穴も存在しています。

せっかく頑張って紫外線対策を行うのであれば、効果的なことを効率的におこなっていきたいですよね。

ぜひ今回の記事も参考の1つとして、これからの紫外線対策にお役立てください!

紫外線対策以外にも、美肌を保つためのビタミンはたくさんあります。その中でも、特に美肌造りの観点で効果的とされる、ビタミンA・B2・Cについて詳しくご紹介している記事がございますのでよろしければこちらもご覧ください。

>>美肌にオススメのビタミンを管理栄養士の視点で3つ選びました!<<