日焼け止めのSPFとPAの違いは?自分に合ったUVケアを探しましょう!

夏が近づいてくるとUVカットの日焼け止めが薬局や化粧品コーナーにたくさん並びますね。

毎年新商品がでたり、定番のモノだったりと色んな商品がありますが、案外なんとなく日焼け止めを使用してしまうことが多いので、最低限の知識はマスターしておきたいところです!

そこで今回は、日焼け止めの種類や使い方など、簡単に解りやすくお伝えしていきます。

SPFやPAってなに?

よく日焼け止めに記載してある「SPF」とか「PA」というものですが、それぞれ役割が違って、

SPF = UV-B防止する力

PA = UV-Aを防止する力

があるとされています。

UV-AUV-Bに関しては、以下の記事で詳しく紹介していますので、こちらをご覧ください。

記事:紫外線(UV)とはどんなもの?>

SPFについて

SPFには、153050などの数字が記されていますが、これはUVケア商品など、何もつけていない状態と比較して、日焼けするまでの時間を15倍~50倍遅らせることが出来るという数値になり、

  • 日常生活ではSPF15
  • 軽いレジャーではSPF30
  • 長時間の運動などであればSPF50

といった感じで使い分けることが出来ます。

POINT:数値が高ければ紫外線をたくさんカットしてくれるというものではないので注意してください。

PAについて

PAは、PA+PA+ +PA+ + +PA+ + + + の4段階に分けられます。

これは単純に+の数が多ければ多いほどUV-Aを防ぐ効果が高いといわれています。

SPFやPAの選び方モデルケース

日焼け止めは自分のお肌にあったものを選ぶことが大切ですが、SPFやPAの含有量もシーンに合わせて選んでいくことが大切です。

下の図やシーン別を参考に自分のスタイルにあったものをチョイスしてみてください。

spfpa

日常生活レベル

近所のスーパーで、ちょっとしたお買い物や犬の散歩など、普段の日常シーンでは、SPF15PA++程度でも十分紫外線からお肌を守ることが可能です。

日常生活レベルで気をつけないといけないのが、UV-Aは日中の日差しが強い時間帯以外の早朝や夕方などでも降り注いでいるので、日差しが強くない時間帯でもPAの塗布がおすすめです。

休日の屋外活動レベル

長時間子どもと遊んだり、ウォーキングやランニング、軽めのレジャーなど、休日に外出して活動するようなシーンでは、SPF30~SPF50 PA++~PA+++ がおすすめです。

SPFは、屋外の活動時間などによって変わりますので、時間や日陰の有無など、状況に合わせてチョイスしてみてください。

特に5月~9月は紫外線の影響が凄く強くなっているので、この時期に長時間屋外で活動する場合は、塗布が必要です。

炎天下での屋外活動レベル

海水浴場やプール、マリンスポーツや釣り、炎天下のレジャーなど、真夏の屋外活動シーンでは、SPF50+PA++++がおすすめです。

炎天下での屋外活動の場合は、お肌のダメージはもちろんですが、火傷や炎症など細胞レベルでお肌を傷つけてしまうので、しっかりとしたUVケアが重要です。

日焼け止めを塗る時の注意点

日焼け止めを塗る場合は、上記のように環境や目的に合わせて塗ることが大切で、やみくもに塗ればいいというものではありません。

10年以上前までは、SPF100以上の日焼け止めも普通に売られていましたが、肌に負担が大きすぎるという理由から、SPF50を超える商品の販売が禁止されてしまいました。

お肌のことを考えると、SPFが高いものを使用するより、SPFが低いものをこまめに塗った方がお肌の負担が少なくなる可能性もあるので、ご自身のお肌の調子や状況に合わせて色々試してみるのがいいかもしれませんね。

日焼け止めには「着る」がおすすめ

日焼け止めのお肌へのリスクを考えると、服を着て肌を露出しないことが1番かもしれません。

この時紫外線対策で服を着るのは、ただ服を着ればいいというものではなく、紫外線をカットしてくれる生地を選ぶことが大切です。

一般的には、ポリエステルウールはUVをカットしてくれる素材で、コットンやナイロンは紫外線に弱く透過しやすいと言われているので、紫外線対策で服を着る場合であれば、ポリエステルやウールがおすすめです。

あとは、UVカット加工で特殊セラミック酸化チタンなどの金属微粒子を線維に練り込んだり、繊維や生地に紫外線カットの薬剤をつける方法もあるので、服を選ぶ際には、UVカット可能な生地かどうかもしっかりチェックしてみてくださいね。

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いわさき

SPFやPAの機能をチェックして、お肌への負担も考えながら、自分にあった日焼け止めを選んでいきましょう!