酸性体質を弱アルカリ性に傾かせて健康と美容をキープしよう!
日本人の身体は酸性に傾いているということを最近よく耳にします。
ヒトの身体は弱アルカリ性に保たれていた方が美容や健康によいとされていますが、それはどういうことなのでしょうか?
美容や健康の必須条件ともいわれる身体の酸性と弱アルカリ性についてと、身体を弱アルカリ性にする方法などを解りやすく解説していくので、美容や健康に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
身体は酸性?アルカリ性?
身体が酸性に傾くとか、アルカリ性に傾くなどの表現をされますが、これは身体の体液がどちらに傾くかということになり、液体が酸性なのかアルカリ性なのかを表す尺度を「pH(ペーハー)値」と呼びます。
ペーハー値は1~14までの値で、真ん中の7が中性と呼ばれ、pH値が7より小さいと酸性、7より大きいとアルカリ性になり、pH値が1に近づく程強酸性、14に近づく程強アルカリ性となります。
ヒトの身体は平均すると約70%が水分になり、pH値は7.4が理想とされているので、健康な方は弱アルカリ性を保っていることが多いのですが、暴飲暴食などの生活習慣が乱れている方や、腎機能が低下している様な方はpH値が酸性に傾いている可能性が高くなっています。
pH値の読み方は、一般的には「ペーハー」と読まれていますが、現在の正式な読み方は「ピーエッチ」となっているようです!
身体が酸性になると良くない理由
身体が酸性に傾くということは、すごく簡単にいうと免疫力が低下するということです。
金属の場合酸化すると、サビてしまい。
食品の酸化の場合、腐っていく。
ヒトの体も同じように、劣化が進み、免疫力が低下することによって、様々な病気を引き起こす可能性があったり、疲労感や脱力感や倦怠感などの体調不良も引き起こしてしまいます。
身体が酸性に傾いて細胞の老化が進んだ場合の疾患として以下の様なものがあげられています。
- ガン
- 心臓病
- 糖尿病
- 高血圧
- 腎臓病
- 骨粗しょう症
- 関節炎
- アルツハイマー病
ここまでの病気になるには、多少の時間がかかりそうですが、この段階までに起こる身体の不調として代表的なモノには以下の様なものがあげられます。
- 便秘症
- 花粉症
- 血行不良
- 内臓機能低下
- アトピー性皮膚炎
- シミ・シワなどの老化現象
身体が酸性に傾いただけで、ここまで身体が不調に陥ってしまうのは怖いですね!そして何より細胞の老化ということは美容にとっても緊急事態ですね!
身体が酸性に傾く原因と気をつけるポイント
身体が酸性に傾く原因は、近年「ストレス」が大きな原因になっているとも言われていますが、もっとも大きな原因は食生活の偏り、酸性食品ばかり食べ続けていることが大きな要因になります。
現代の栄養学は、ビタミンやミネラルなどの栄養素に注目が集まっていて、酸性食品とアルカリ性食品のバランスにフィーチャーしているモノがあまりピックアップしていませんが、健康の土台を考える場合は、そのバランスもすごく大切です。
酸性食品に気をつけようと思った時に意識して欲しいポイントは、
- 食の欧米化
- インスタント食品
- 加工食品
- 高カロリー食品
- 簡素化している食品全般
などは、基本的に酸性食品の可能性が高いということです。
逆に、アルカリ性食品は野菜や海藻などを中心とした、調理を必要としたものが占めており、手間をかけなければならないモノはアルカリ性食品が多い傾向にあります。
酸性食品といわれる食品の代表的なものには、以下の様なモノがあります。
- 肉類
- 魚介類
- 卵
- 穀類
- 砂糖
アルカリ性食品の代表的なものには、以下の様なモノがります。
- 大豆製品
- 野菜
- 果物
- 海藻
- きのこ
酸性食品は食べてはダメということではないですが、現代社会では酸性食品を食べる機会の方がかなり多くなっているので、意識的にアルカリ性食品のモノを食べてバランスをとって酸性を中和できる様にすることが大切です。
よく酸っぱいモノが「酸性」と勘違いしている方もいらっしゃいますが、一概にそれだけではないので、酸性食品やアルカリ性食品を簡単にイメージ出来るようにしておきましょう!
弱アルカリ性の体質をキープする方法
弱アルカリ性の体質をキープする方法は先に述べたように、酸性食品を減らしたり、アルカリ性食品を積極的に摂取してバランスをとることが大切ですが、外食が多かったり仕事で時間がない場合にはなかなか難しいという方に、とっておきの必勝法をお伝えします。
それは最近SNSなどで話題になることも多くなってきましたが、重曹クエン酸ドリンクを毎日摂取することです。
重曹クエン酸ドリンクが体液を弱アルカリ性にするメカニズム
体内での栄養素の代謝は、常に酸がつくられてしまうので、基本的には食べものを食べると身体は酸性に傾いていきます。
この酸を処理するのが腎臓で、余分な酸が発生したら腎臓が尿として酸を体外に排出する様になっていたり、酸を中和する重炭酸イオンを放出し身体をアルカリ性に傾けていきます。
現代の食生活では身体は常に酸性に傾いていることが多く、腎臓に大きな負担をかけてしまっていますが、重曹クエン酸ドリンクを飲むことによって腎臓の負担を少なくすることが出来るので、身体を弱アルカリ性にしやすい身体の状態をつくれると言われています。
腎臓は体内の酸性とアルカリ性のバランスを調整する大切な臓器なんですね!
毎日の生活に重曹クエン酸ドリンクを+しよう!
重曹クエン酸ドリンクは、水と重曹とクエン酸があれば簡単につくることが出来て、天然の良質な重曹やクエン酸でも安価な購入が可能ですし、味も想像よりも遥かに美味しくて、微炭酸のレモンソーダを飲んでいる様な感じです。
朝晩1杯ずつ、余裕があれば朝昼晩1回ずつ飲むと、体調の変化などの効果を実感出来ると思いますので、ぜひ1度お試しください。
健康にもよくて簡単で美味しい重曹クエン酸ドリンクの作り方
重曹とクエン酸をティースプーンに半分ずつを、200ml~300mlの水に溶かして掻き混ぜるだけです。
以下の動画で作り方をまとめていますので、参考にしてみてください。
重曹やクエン酸は洗剤の様なイメージで、敬遠しがちですが味も効能もそんなイメージとはまったく違うモノなので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみてください!
体液は弱アルカリ性なのに肌には弱酸性がいい理由
健康を保つ上で体液はpH値7.4の弱酸性が理想ですが、健康な肌の表面のpH値は4.5~6.0の弱酸性だといわれています。
肌が弱酸性になっている理由は、肌の角質層に水分保持成分として、アミノ酸・乳酸・尿素・ピロリドンカルボン酸・遊離脂肪酸などが含まれているからです!
大量の汗をかいてそのままにしていて肌が不衛生な状態だったり、傷や湿疹などがある場合は、肌は中性からアルカリ性へと傾いていきますが、こうなってしまうとアルカリ性を好む性質のある、黄色ブドウ球菌などの悪玉菌が増えてしまうので、水分保持や健やかな肌を保つには、肌を酸性に保つことが大切になってきます。
ボディウォッシュなどで、弱酸性を推している商品があるのは、肌表面を弱酸性に保つためにいいとされているからです!
まとめ
「身体を酸性から弱アルカリ性に傾かせて健康と美容をキープしよう!」いかがだったでしょうか。
身体が酸性に傾いてい状態を長く続けている中で、身体を弱アルカリ性に傾かせることが出来たら「こんなにも身体が楽になるんだ!」ということを実感出来るはずです。
食物繊維を取っているのに便秘がち。
添加物を食べていないのに肌あれがする。
など、身体の健康や美容に関して違和感を感じられている方は、身体が酸性に傾いている可能性も十分あります。
身体の健康と美容の土台ともいえる、身体を弱アルカリ性に保つことを、ぜひ日常生活の中に取り入れてみてください。