果物のワックスが気になる?安全に落として栄養を丸ごといただこう!
美容の為に野菜や果物を食べる機会って多いと思います。
実際に野菜や果物にはビタミンをはじめとする美容効果の高い栄養分がたくさん含まれています。
そんな美容効果の高い野菜や果物の中でも最近注目を集めているのが、野菜や果物の皮に栄養がたっぷりと含まれていることです。
野菜や果物の皮の部分には、抗酸化作用の高いβカロテンや各種ビタミンからファイトケミカルや食物線維まで、美容効果の高いカラダに嬉しい成分がたっぷりと含まれています。
“ 完全食 ” などの言葉もありますが、食べ物の栄養素をしっかりと摂取することが、健康や美容にとって実はとても大切なことなんですね。
そんな野菜や果物の皮ですが、モノによっては、ワックスや残留農薬など、カラダにとってよくない成分が付着していることがあります。
せっかく栄養素をたっぷり摂取できても、カラダによくない成分をカラダの中に取り込んでしまうと腸内環境の悪化を招いたり、美容や健康にとってマイナスになりかねません。
今回は、果物に特に多く使われている “ ワックス ” についてと、そのワックスをキレイに洗い落とすイチ押し情報までお伝えしていきますので、ぜひ美容や健康に興味のある方は参考にしてみてください。
果物のワックスとはどんなもの?
何気なく普段使っているワックスという言葉ですが、説明してくださいといわれると少し難しい感じですよね。言葉の意味を辞書で引くと以下の様な意味がでてきます。
蝋(ろう)。特に、床・家具・自動車のつや出しや、スキーの滑走面に塗るものなどをいう。また、一部の整髪料もワックスと呼ばれる。
これらの言葉の意味からすると、果物につけるワックスという意味では「つや出し」という意味が一番しっくりきそうですね!
果物に使われているワックスの成分
「つや出し」という意味のワックスですが、果物のワックスは以下の様な成分のモノが使われているといわれています。
カルナバワックス
カルナバワックスとは、主にブラジル北部で生産されている「カルナバヤシ」の葉っぱなの分泌物から得られる成分を加工したものになります。
よく使われるものとして、粒ガムや粒チョコレートのコーティングや化粧品から医薬品など経口するモノから、車のワックスや靴の磨き剤から塗料まで幅広く使われています。
今のところはカラダに関する安全性は問題ないとされていいます。
石油ワックス
石油から取られるワックスのことで、有名なのはパラフィンというものがあります。
よく使われるものとして、お菓子屋野菜や果物の天然被膜剤や、リンスや化粧品、ろうそくの原料などがあります。
日本では食品衛生上、石油系ワックスに関する品質規制はなく、日本ワックス工業会が基準を制定しているという噂もあります。
ワックスの安全性に関しては確認されてそうですが、少なくとも健康や美容にプラスになる様なものでは無さそうですね!
なぜ果物にワックスが塗られているのか?
せっかくの果物になぜわざわざワックスが塗られているのか。そこにはちゃんとした理由があるので、まずは果物にワックスが塗られている理由をみていきましょう。
肥料や農薬の効率化
果物などを生産する時につかわれる肥料や農薬は、水に溶けやすいモノが多く効率が悪いため、水をはじく性質のあるワックスをコーティングしたり添加することによって農業の効率化をはかっているといわれています。
コーティング材
果物の中に含まれている水分の蒸発を防いで鮮度を保持したり、表面の光沢をだすために使われていて、ワックスをベースとしたコーティング材で表面を覆っています。
一般的にはフルーツワックスといわれています。
どんな果物にワックスがつかわれているのか?
果物ワックスに関しては諸説あるのでなかなか断定は難しいですが、一般的にワックスが使われているものとして、
- ミカン
- レモン
- オレンジ
- グレープフルーツ
などの柑橘系で、特に輸入の柑橘類にはほぼワックスが使われているといわれています。
よくいわれるのが、りんごのテカテカはワックスではなくて、りんごが熟するにつれて表皮細胞からリノール酸やオレイン酸などの脂肪酸が分泌されたもので、天然のコーティング材をワックスだと勘違いされる方が多いということです。
りんごの脂肪酸が分泌される現象は「油あがり」と呼ばれていて「つがる」「ジョナゴールド」に多いといわれています!
果物ワックスがついているかどうかの見分け方
柑橘系の果物を中心に果物がテカテカしていると、どうしてもワックスがついているのではないかと心配になりますね。
この心配ごとを無くすためにも、果物にワックスがついているかどうかを判別する見分け方が知りたいところですが、今のところ見分け方の情報はどの文献にものっていませんでした。
どうしても気になる場合は、有機農産物などを選ぶ様にしましょう。
果物に使われるワックスの安全性について
欧米ではかなりの量のワックスが使われているけど日本でのワックス使用料は少ないといわれていたり、食品衛生基準できちんと審査されているので安全という様な情報がよく出回っているので、一定の安心感は持ってもいいのではないかと感じています。
ただ、販売業者が「ワックス不使用」と大きく宣伝しているのをみると少々不安も覚えてしまいますね。
私の個人的な意見ですが、果物ワックスを摂ったからすぐにカラダに異常がでるということは基本的にはないですが、長期的に摂り続けているとカラダに健康被害などの異常をきたすと捉えていて、危険までいかないまでも安全とはいえず、少なくとも健康や美容の観点からはあまり良いモノとはいえないモノだといえると思います。
果物ワックスとのつき合い方
美容や健康のために栄養価たっぷりの果物の皮は摂取していきたいところですが、有機農法以外のフルーツの場合は、果物ワックスや残留農薬などの危険性があるので皮ごと食べるには抵抗があります。
有機農法の果物はカラダには優しいですが、お財布には優しくないのでずっと有機農法という訳にもいきません。
そんな中で果物ワックスとのつき合い方ですが、基本的には果物の皮は向いて食べないようにしましょう。栄養と果物ワックスを天秤にかけた時に、美容や健康の観点からいくと、カラダによくないモノをカラダにいれない方が得策です。
基本的に今の日本の食事上で大切なことは、足し算より引き算で、栄養の摂取よりも、いかに悪いものをカラダの中にいれないようにするかの方が重要です。
そうはいっても、調理法などによっては皮ごと調理したり、食物繊維や抗酸化作用のある栄養素を補給したいという想いもあると思います。
そんな場合は、果物を食べたり調理したりする前に皮をしっかり洗ってあげるといいですね。
また、自然農法という農法で作られた野菜や果物もあり、それらは農薬やワックスなどを使用せずに育てられているので、農薬が気になるという方には、そのような自然農法野菜・フルーツがおすすめです。
>>自然農法だからできる柚子の絞り方と果汁の活用方法をご紹介!<<
果物ワックスを洗い落とす方法
果物ワックスを洗い落とす方法は実は色々とあります。
- 塩で洗う
- 酢で洗う
- 熱湯で洗う
- 重曹で洗う
- 洗剤で洗う
などなどです。ネットで検索すると色々とでてくるので、気になる洗い方があればチェックしてみてください。
果物ワックスを洗い落とす方法は、上記でご紹介した様に色々とあって、実際に試したこともあるのですが、本当に洗い落とされているか不安だったり、重曹や洗剤には抵抗があったりしました。
そんな不安の中で出会って、実際に使ってみてよかったイチ押しの果物洗いが「ホタテの力くん」です。
私の果物ワックス洗いの救世主「ホタテの力くん」
「ホタテの力くん」はホタテの貝殻を1100℃の高温で燃焼した粉末で、100%天然素材の強アルカリ性除菌洗浄剤になります。
「ホタテの力くん」は天然素材なのに、塩素系の除菌剤に匹敵する強い殺菌力と洗浄効果があるみたいです!
主な効果としては…
- 除菌力
- 抗菌コーティング力
- 腐敗抑制力
- 剥離分解作用
などがあるので、果物や野菜についた以下の様なモノに効果的だといわれています。
- 防腐剤
- 農薬
- カビ菌
- 腐敗菌
- ワックス
- 黄色ブドウ球菌
- O-157
- サルモネラ菌
- 腸炎ビブリオ
使い方も簡単で、ホタテの力くんを混ぜた水に野菜や果物をつけておくだけ。
あとは、剥離分解作用でワックスや農薬などが水面上に浮いてくるので、浮いたものをすてて濯ぎあらいをするだけです。
天然素材の上にお値段もリーズナブルで、カラダにもお財布にも優しいのが嬉しいポイントですね!
実際にどんな感じになるのかは、以下の様な実験を行っているので、ぜひそちらもご覧ください。
果物ワックス洗いで汚れは落ちるのか?
こういう商品は色んな効果効能が書いてあるけど、実際のところどんな感じなのか疑問を生じることが多いので、実際に果物をつかって実験をしてみました。
実験概要
被験者
レモン
- スーパーで購入したモノ
- 海外から輸入されたモノ
りんご
- スーパーで購入したモノ
- ジョナゴールド
実験方法
- 水をはったボールの中にホタテの力を適量いれてかき混ぜたモノにレモンとリンゴをそれぞれいれる
- 10分経過後に剥離分解作用がどのくらい進むか検証
剥離分解作用検証の目安
- レモンとリンゴをつけた直後と10分経過後を目視で検証
使用する果物ワックス洗い
- ホタテの力くん ホタテの貝殻を1100℃の高温で燃焼させた、100%天然素材の強アルカリ性除菌洗浄剤。
果物ワックス洗い実験結果
結論結果からいくと、ホタテの力くんを使うことによってレモンとリンゴの表面についている物質の剥離分解作用は大成功でした。
10分後に水面にテカテカの物質が浮いていた時にはびっくりしましたし、軽く掻き混ぜた時に浮いていた物質の崩れ具合には正直ゾッとしました!
レモンに関してはネットなどで出回っている情報通り、ワックス様なモノがたっぷりと付着している様な感じを受けましたが、リンゴに関しては少なくともレモンに付着している物質とは異なるモノが付着しているので、もしかしたら天然のコーティング剤である「油あがり」かもしれません。
どちらにしても、ホタテの力くんをつかうと表面の汚れをキレイに洗い落とせそうなので、少し手間かもしれませんが安全を考えるとぜひ使った方が良さそうですね!
まとめ
「果物のワックスが気になる?安全に落として栄養を丸ごといただこう!」いかがだったでしょうか。
果物にはワックスがついていないという意見を持っている方も多い反面、果物にはワックスがたっぷりと塗られているからキケンという意見を持っている方も多いです。
どちらが正しいかは専門機関できちんと検査しないと解らないところですが、有機農法でない限り残留農薬が果物の皮に付着している可能性は十分にあり、どのタイミングでどんなモノが付着していかも解らないですし、ワックスがついていようがいまいが、果物の皮をしっかりと洗うことは大切なことかもしれません。
繰り返しになりますが、美容の観点からも果物に含まれている抗酸化作用に関する成分はぜひ摂取してもらいたいものでもあります。
今回ご紹介した「ホタテの力くん」は、カラダにもお財布にも優しいおすすめの商品なので、ぜひ1度試してみてくださいね。