糖質制限でカサカサ肌になる人は腸内環境を整えましょう!
私はパーソナルトレーナとしてもお仕事をしているので目の当たりにしましたが、パーソナルトレーニングジムが大ブームになったと同時に糖質制限(炭水化物抜き)ダイエットも大ブームになりましたね。
ピーク時は「短期間でこのカラダ!」「2カ月間で-10kg!」という見出しが、雑誌からCMまで本当にたくさん出回っていました。
確かに糖質制限ダイエットをすると、大抵の人が大きなダイエット効果を得ることができます。ただ、それと同時にリバウンドや肌トラブル(カサカサ肌)をおこしてしまうことも少なくありません。
やっぱりヒトには炭水化物が大事なんですね。。。
実は、炭水化物を抜くことによって、カサカサ肌やくすみなど、お肌にも多大な影響を施してしまうんこともあるんです。
せっかくトレーニングしをして、綺麗な体を手に入れても、お肌や体調が健康でないともったいないですよね?
そんなお肌にならない為にも、糖質制限ダイエットのデメリットやお肌との関係性などを詳しく紹介していきたいと思います!
そもそも糖質制限ダイエットとは
糖質制限ダイエットは、アメリカのアトキンス博士が考案したダイエット方法で、ヒトのメインエネルギーである糖質を制限することで、サブエネルギーである脂質(脂肪)をどんどん消費させて、体脂肪率や体重を落としていこうというものです。
この説明だけで確かに痩せそうな気がしますね!
実際に糖質制限をすることによって、脂肪燃焼効果は高まるので短期間のダイエットやシェイプアップとしてはかなり有効なものだと思います。
ただ、糖質制限ダイエットには痩せる以外に色んなデメリットも混在しており、そこはしっかりと押さえておくことが大事です。
Point:糖質制限はお肌によくないですが、糖分もお肌によくありません!
糖質制限ダイエットのデメリット
糖質制限ダイエットのデメリットとしては以下のものが挙げられます。
- リバウンド
- 腸内環境悪化(便秘)
- 心臓に負担
- 頭痛
- 口臭や体臭悪化
- 異常な眠気
今回はこれらのデメリットの中で最もカサカサ肌に関連性の大きい「腸内環境悪化」にスポットをあててみましょう!
糖質制限での腸内環境悪化3大原因
糖質制限での腸内環境悪化原因はいくつかありますが、その中でも肌カサカサにつながる、腸内環境を悪化させる3つの大きな原因となるものをご紹介していきます。
ブドウ糖不足
糖質や炭水化物を制限してしまうと、カラダに必要な栄養素であるブドウ糖不足になってしまいます。ブドウ糖はカラダのエネルギーの役割もあるのですが、内臓の細胞分裂や新陳代謝の原料にもなるものです。
この原料が不足してしまうということは、内臓の再構築がうまくいかないということになってしまい、そうなると内臓機能、とりわけ腸の機能が低下して腸内環境の悪化を招いてしまいます。
タンパク質摂取過多
糖質制限ダイエットをトレーナーなどから勧められた時、炭水化物のかわりにタンパク質(肉や魚)をどんどん食べてくださいといわれたことがあると思います。
タンパク質ももちろんカラダに必要な栄養素ですが、タンパク質はアミン類というものに分類され、アミン類は毒物に分類されます。
適量のタンパク質摂取なら問題はありませんが、大量のタンパク質摂取になると、腸でガスが発生してしまい腸内環境悪化を招いてしまいます。
プロテイン摂取
糖質制限をする時にタンパク質をたくさん食べるように言われた場合、ほぼ必ずついてくるフレーズがプロテインを飲んでくださいです。
プロテインの主流は乳清タンパク質なので牛乳由来です。この牛乳に含まれる乳糖が腸内環境悪化を招くもので、実は日本人の9割が乳糖不耐性という乳糖を消化できない人種になるのです。
牛乳やプロテインを飲むと下痢になってしまう方たちは、まさに乳糖不耐性の典型になるものです。
腸内環境悪化で肌がカサカサになる理由
腸内環境が悪化すると便秘などを引き起こし、腸内に便や老廃物が滞留することになります。
そうするといわゆる悪玉菌が発生し、悪玉菌が生み出す有害物質が血液にのって体中に運ばれていきます。
肌は有害物質を体外に排出しようとするので、肌や皮膚の方に有害物質を押しやっていきますが、この時肌の細胞が有害物質で機能低下を起こし、水分を溜め込めないようになってしまってカサカサ肌になったり、肌荒れを起こしてしまうのです。
肌トラブルは、まず腸内環境悪化を疑いましょう!
カサカサ肌を改善するには
糖質制限によって腸内環境が悪化して肌荒れやカサカサ肌を生み出しているのであれば、糖質制限をやめることが1番です。
それでもカサカサ肌が改善しないようであれば次のことに気をつけてみましょう。
-水の摂取-
カラダの水分は60%~70%といわれており、この水分量が低下してしまうと脳などの大事な臓器に水分がいき届かなくなるため、命とは1番関係の薄い肌の水分量を減らします。
水を飲んでないと当たり前ですが肌はカサカサになってしまいます。水をあまり飲まない方はまず水に着目してみてください!
-輸入小麦は控える-
日本の小麦の9割が輸入で、その中の6割がアメリカからの輸入です。そのアメリカの小麦にはホストハーペストという農薬がたっぷり含まれていて、モノによっては枯葉剤を使用されているものもあります。
この2つは両方とも確実にカラダの機能を低下させるもので、もちろん肌にいいはずもありませんので、出来るだけ小麦製品は食べないようにしましょう!
-添加物や加工食品は控える-
農薬や枯葉剤もそうですが、添加物や加工食品にもカラダの機能を低下させる物質はたくさん含まれています。食品裏面の成分表示をみると一目瞭然ですが、カタカナまみれのものばかりです。出来るだけカタカナの少ないようなものを選ぶようにして添加物はさけるようにしていきましょう!
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-噛む回数を増やす-
どんなに素晴らしいものを食べても咀嚼(噛む)回数が少ないと栄養分の消化や吸収も低下しますし、カラダが機能的に向上していくことはありません。
咀嚼回数を増やすだけで健康になる方はたくさんいらっしゃいます。1口最低50回は心がけてしっかり噛むようにしていきましょう!
まとめ
カサカサ肌で悩んでいる方は、実はカサカサ肌になるようなことをしている可能性が凄く高いです。サプリを飲んだりオイルを塗ったりすることもいいのですが、それらは対症療法で根本的な解決にはなっていません。
まずはカサカサ肌になっている原因が何かを考えて、カサカサ肌にならないような健康的なカラダを目指していきましょう。カサカサ肌を本気で改善したいのであれば、まずはそこからがスタートですね。