気になる目元のくすみ!原因&予防&ケア方法を徹底解析!

目元はその人の印象を大きく変える大切なパーツですよね。

メイクの仕上がりを左右する重要な部分ですし、その人の健康状態を表すポイントにもなります。

目の周りのくすみやクマが出来やすいのは、他の皮膚と比べて約3分の1という皮膚の薄さや、視神経に関わる毛細血管などカラダの中でも大切な機能が集中しているからなんです。

日常生活や生活習慣などで疲労しやすい目や目の周りなど、どうしてもくすみがでてしまう目元のケアをしていくためにも、今回は原因と予防ケアについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

そもそもくすみ(色素沈着・黒ずみ)とは?

くすみとは、肌が本来持っている透明感や白さ、ツヤや明るさなどが失われた状態で、肌がくすんでいると本来の肌のトーンより暗くみえる状態になり、特に、目元に多くみられるこのくすみですが、くすみがある人もいれば無い人もいます。

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いわさき

くすみは遺伝的なモノも多少ありますが基本的には生活習慣や生活環境などによって大きくかわってくるものなんです!

くすみはカラダの健康状態のバロメーターにもなるもので、くすみの種類によって生活習慣などの見直しが必要になってきます。

くすみは大きくわけると5種類に別けることができるので、くすみのタイプを別けながらくすみがどの様なものかを解説していきます。

乾燥によるくすみ

湿度の低下やピーリングや洗顔のし過ぎ、肌の水分量の低下などで乾燥してしまうと、キメの細かさの低下やハリの低下が起きてしまいます。

乾燥がなくて潤いがありキメ細かい肌は表面が均一でつるんとしているので、光を均等に反射してキレイに美しくみえているのに対して、乾燥によりこれらが無くなってしまうことで、微細な影を無数につくってしまい、全体的に暗くてよどんでうつり、これがくすみという状態になっています。

メラニンによるくすみ

メラニンによるくすみはシミと同様のしくみで起こりますが、これは紫外線を浴びることによって、カラダは肌を護るためにメラニンという黒い物質を増やします。

カラダや肌の状態が健康であれば、ターンオーバー( 肌の新陳代謝 )が正常に行われて自然になくなってしまいますが、ターンオーバーの乱れによって色素沈着が残り、黒ずみになってしまいます。

目元は皮膚が薄いので刺激に弱い上にメイク頻度が高いので、クレンジングや洗顔で摩擦や刺激が多くなってしまうので、黒ずみやくすみが他の箇所に比べて多くなっています。

血行不良によるくすみ

疲労や睡眠不足、ストレスや冷えなどにより、血行が滞ってしまったり、むくみがあるような場合は、血液やリンパの流れが停滞してしまい、肌の細胞にも栄養がいかなくなったり老廃物が溜まってしまうので、顔色が悪くみえてしまう様なくすみとして現れてしまいます。

人によっては、血流の滞留により毛細血管青く目立つことにより顔色の悪さに感じることもあるので、不健康そうな暗い感じにみえてしまいます。

古い角質によるくすみ

年齢を重ねるごとに肌のターンオーバーは遅くなってしまいますが、これによって古い角質がお肌に残りやすくなり積み重なっていき、角質肥厚と呼ばれる状態になります。

こうなると肌の透明感が減少したり、肌がごわごわしている状態に変わり、だんだんくすみ肌へと変わっていきます。

糖化によるくすみ

糖化とは・・・カラダの中でタンパク質と余分な糖が結びついて、タンパク質が変性したり劣化した状態で、糖分を取り過ぎて血液中に余分な糖分があると起こります。

白米・小麦・麺類・砂糖などの糖質を取り過ぎてしまうと、血液中の糖分が高くなってしまい、カラダの中で糖化が起こり、顔色の透明感が無くなり黄色っぽくくすんでしまいます。

糖化はAGEsという老化物質に変質するので、老けてみえることもあります。

くすみの簡単な見分け方

くすみの種類は大きく別けて5種類あると解説しましたが、顔や目元のくすみが気になるけれど、いまいち自分のくすみがどれに当てはまるか解らないという方の為に、くすみの見分け方を解説していきます。

以下の様な時は顔がくすんでいる可能性が高く、思った以上に目元がくすんでいる可能性が高い状態なので、当てはまるものがあれば各々チェックしてみましょう!

  • メイクをしても顔色が悪くみえてしまう
  • 首と顔を比べると顔の方が肌の明るさが暗い
  • ファンデーションが肌色から浮くようになってしまった
  • メイクのノリが悪くなってきた
  • 肌にツヤがなく元気がないようにみえてしまう
  • 乾燥して肌のしっとり感がなくなった
  • 肌のハリが無くなってシワが気になるようになった

見分ける方法としては、見た目の色や触った感じでチェックしていきます。

乾燥によるくすみのチェック方法

乾燥によるくすみは、角質層の水分が少なくなっているためキメが乱れ、角質層の透明感が失われるので、グレー色のくすみ肌になります。

人差し指でお肌の下から上へ滑らせると引っかかりがでてきます。

メラニンによるくすみのチェック方法

メラニンによるくすみは、紫外線や摩擦などの外部刺激によって、過剰にメラニンが生成され蓄積されて起こるので、茶色のくすみ肌になります。

日焼けしていないのに肌が茶色く日に焼けたようになった感じになります。

血行不良によるくすみのチェック方法

カラダを動かす機会が少なかったりなど、慢性的な冷えなどでカラダの血行不良を招き、血色が悪くなるので、青黒色のくすみになります。

目の下のくまが青いのがこれにあたります。

古い角質によるくすみのチェック方法

ターンオーバーの乱れなどにより、垢となって剥がれ落ちるはずの角質が、剥がれずに肌に蓄積して、この古い角質は水分量も少なく黄色味を帯びているので、褐色グレー色のくすみになります。

キメがなく肌がごわついているなどメイクのノリが悪い場合はこれにあたります。

糖化によるくすみのチェック方法

糖化によるくすみは、糖質の過剰摂取により起こり、元々無色透明な真皮層のコラーゲンや角質のケラチンなどが、黄色や茶褐色に変色してしまうので、黄色または茶褐色のくすみ肌になります。

肌が普段よりも黄色くなってきたらこれにあたります。

くすみの原因になる習慣とは

肌表面は健康のバロメーターといわれる様に、カラダの健康状態を如実に現わしてくれます。

上記の「くすみとは」の解説でも説明しましたが、くすみになるのにも理由や原因があって、生活習慣や生活環境によって大きく変わってきます。

生活環境を変えることはなかなか出来ないと思いますが、努力をすれば生活習慣を変えることはできます。

くすみにならない様に、また、くすみを軽減していく為にも以下の様な生活習慣に気をつけていくとくすみの予防へと繋がっていくので、ぜひ参考にしてみてください。

乾燥くすみの生活習慣と対処法

乾燥くすみの原因はシンプルに肌が乾燥していることになります。

乾燥くすみが疑われる場合は、以下のようなことが当てはまるかチェックしてみてください。

  • 洗顔でこすったり洗いすぎている
  • ピーリングを毎日行っている
  • 水を飲む量が少ない
  • 乾燥した部屋にいることが多い
  • 緑黄色野菜をあまり食べない

いくつかあてはまる場合は、乾燥くすみが疑われるので以下の様なことに気をつけてみてください。

  • 洗顔をするときはしっかりと泡立て泡で優しく撫でる様に洗う
  • ピーリングを行う頻度を3 ~ 6日に1回程度にする
  • 水を1日1ℓ ~ 2ℓ くらい飲む様にする
  • 暖房などが聞いた部屋では加湿器をつける
  • ビタミンB群不足にならないように緑黄色野菜をしっかりと食べる

メラニンくすみの生活習慣と対処法

メラニンくすみの原因は紫外線の影響を大きく受けます。

メラニンくすみが疑われる場合は、自分の紫外線対策を振り返ってみましょう。

しっかりと取り組めてない場合は、メラニンくすみが疑われるので、以下の記事を参考にして、自分にあった適切な紫外線対策を行う様にしましょう。

>>自分に合ったUVケアの記事はこちら<<

血行不良くすみの生活習慣と対処法

血行不良くすみの原因は、疲労や睡眠、ストレスなど色んな生活習慣の要因が関わりますが、とにかくカラダの冷えが問題になります。

血行不良くすみが疑われる場合は、以下の様なことが当てはまるかチェックしてみてください。

  • 湯船に浸かっていない
  • 咀嚼回数が少ない
  • 運動する機会が少ない
  • 睡眠の質が悪い

あてはまるモノがある場合は、血行不良くすみが疑われるので以下の様なことに気をつけてみてください。

  • 毎日温めの温度で長めに入浴する
  • 一口で最低でも50回咀嚼する
  • 週に3回位ウォーキングや軽めのジョギングを行う
  • 少なくとも睡眠前1時間はスマホやパソコンの使用を避ける

古い角質くすみの生活習慣と対処法

古い角質くすみの原因は、ターンオーバーの乱れになります。

ターンオーバーの乱れが疑われる場合は、古い角質くすみが疑われるので以下の様なことに気をつけてみてください。

  • 肌の原料となるたんぱく質をしっかりと摂取する
  • 朝起きたら白湯を1杯飲む
  • 散歩やストレッチなど柔軟性を高めることを行う
  • 午後10時から午前2時までが睡眠時間に入るように早寝早起きを心がける
  • ストレスは可能な限り発散するようにする

糖化くすみの生活習慣と対処法

糖化くすみの原因は、糖の過剰摂取などによるものです。

日常生活で暴飲暴食をしている場合は、糖化くすみが疑われるので以下の様なことに気をつけてみてください。

  • 低GI値の食品を摂取する
  • 野菜やきのこなど食物繊維豊富なモノを先に食べる
  • 清涼飲料水など果糖ブドウ糖液糖などが含まれたモノを避ける
  • 腹8分目を心がける
  • 飲酒は少なめにしビールは避ける
  • 喫煙はやめる
  • 有機栽培の緑茶を飲む

目元のくすみのケア方法

ここまでくすみの種類や原因、生活習慣での対処法をお伝えしてきましたが、出来るだけ早くなんとかしたいという方のために、目元のくすみに絞って原因別にケア方法をお伝えしていきます。

くすみの原因を上記でもご紹介しましたが、目元のくすみの原因として考えられる主な原因は以下になります。

  • 乾燥によるくすみ
  • メラニンによるくすみ
  • 古い角質によるくすみ

まず、この中でご自身の目元のくすみがどれに当てはまるかを、上記のチェック方法を参考にしながら把握しておきましょう。

複数が当てはまる可能性もあるので、複数の場合はそれぞれのケアを行ってみてください。

まとめ

「気になる目元のくすみ!原因&予防&ケア方法を徹底解析!」いかがだったでしょうか。

目元はその人の印象に大きく作用する大切な大切なパーツですが、皮膚の薄さもあって生活習慣や加齢などでくすみなどがでやすい箇所になっています。

くすむ原因は色々ありますし、原因に対する対処の仕方や方法も色々あります。

スキンケアだけで目元のくすみを解消できることもありますが、目元のくすみが起きた原因をしっかり知ることも大切なことです。

原因が解れば対処することも可能で、カラダ全体の健康にもかかわってくることです。

健康的な方に目元のくすみが少ない方が多いのはこういうところからもきているので、スキンケアなどの対処法と合わせて、生活習慣の改善にも取り組みながら、健康的な目元を目指していきましょう。