チョコを食べると肌が荒れる?有名メーカーに実際のところ聞いてみました!
チョコは女性の大切なエネルギー源といえるくらい、女性にとって必要不可欠なモノですよね。
でも「チョコを食べるとニキビや肌荒れが出来る!」学生時代から耳にするこの言葉。。。
この言葉を聞くたびに、罪悪感や後悔の念に苛まれて、女性になくてはならない、必須栄養素のチョコ!を美味しくいただくことが出来なくなりますね。
今回は、そんなチョコ好きで、且つ肌荒れ予防など美肌意識の高い女性のために、チョコと肌との関係についてしっかりと掘り下げていきたいと思います。
実際に有名メーカーさんに「チョコと肌荒れには関係はあるの?」と問合せした結果も載せてみますので、ぜひ読んでみてください!
チョコを食べると肌荒れを起こすって本当?
チョコと肌荒れやニキビなどの因果関係を知りたい方にとっては、チョコが肌荒れの原因になるかどうかが凄く気になるところですね。
管理栄養士の資格を活かして考えてみたり、ドクターの意見を聞いたりしたものを総称して考えると、答えは
「YES」=肌荒れの原因になる・・・
になりそうな感じがします。
カカオの分量が多かったり、いわゆるオーガニック的なチョコレートの場合は、肌荒れの可能性がグッとさがりそうですが、「YES」になりそうな理由としては、糖質や脂質の分量から保存料や安定剤など、肌荒れを起こす原因となる物質がたくさん入っている様に感じるからです。
あくまでもこれは推測なので、実際にチョコレートと肌荒れの因果関係の研究データがないか色々探してみましたが、残念ながらこれといった資料などは見当たりませんでした。。。
それでも、ある程度明確な答えが欲しかったので、チョコレートいえば「明治・森永・ロッテ!」ということで、この3つのメーカーさんに、
「チョコレートは肌荒れやニキビの原因になるとよく聞きますが、実際のところどうなのでしょうか? また、肌荒れやニキビが気になる場合は、どのチョコレートを選んだらいいか教えてください。」
と、それぞれ直接問い合わせてみたところ以下の様な回答をいただきましたので、ご紹介いたします!
唐突な質問にもかかわらず丁寧なご回答ありがとうございました!
明治チョコレート様の回答
チョコレートを食べることと、ニキビができることとは関係ありません。ニキビは皮脂腺から出たアブラが毛穴につまってしまい、そこに細菌が繁殖するためにできるもので、ホルモンのバランスがくずれやすい思春期に多くみられます。また体調の悪いときや皮脂の分泌などの影響もあると言われています。
以上、ご参考になれば幸いに存じます。今後とも弊社商品をご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
という事で、たくさんの種類のチョコレートが紹介されている、明治チョコレート様の 公式HPはこちら!
最近は「明治 ザ・チョコレート」がパッケージも可愛くって美味しそうで目移りしてしまいますね!
森永チョコレート様の回答
ご質問の件、日本チョコレート・ココア協会のサイトによりますと、1960年代後半に行われた米国の研究では『チョコレートをたくさん食べることとニキビが発生することは、直接の関係はない』と報告されているとあり、弊社も同様の見解です。詳細につきましては、下記サイトをご参照ください。
【日本チョコレート・ココア協会|チョコレート・ココア健康講座】
これからも「おいしく・たのしく・すこやかに」の気持ちを大切に、皆様により喜んでいただける製品を作るよう努めて参りますので、今後とも森永製菓をよろしくお願い申し上げます。
森永様といえばチョコボールですね。それ以外にも色んな種類のチョコレートが紹介されている、森永チョコレート様の 公式HPはこちら!
小さい時からチョコボールにはお世話になりました。最近は小枝チョコボールが出ているので夢の共演ですよね。。。肌荒れとは関係なく、すごく気になります。。。
ロッテチョコレート様の回答
残念ながらロッテ様からは回答がありませんでしたので割愛させていただきますが、個人的には味としてはガーナミルクチョコが1番好きです!
ロッテチョコレート様の 公式HPはこちら!
各社の回答をもとにした考察
各社の担当者様。お忙しいところご回答本当にありがとうございました!
回答を読んでいてすぐに思ったのですが、、、
チョコレートを販売している会社さんに「チョコレートは肌荒れを招きますか?」と聞いて「肌荒れを招きます!」と応える会社さんはいないですよね!(笑)
私としては、明治さんが「肌荒れを招く可能性は確かにあるので、肌荒れが気になる方用に、弊社では明治ザ・チョコレートというブランドで、カカオの含有量を調整したチョコレートを展開しております。」的な回答をしてくれることを期待していたのですが、こだわったブランドを展開しているとはいえ、やはり難しそうですね。。。
ちなみに、チョコレートと肌荒れの因果関係について、森永チョコレート様が、1960年代後半に行われた米国の研究成果を引き合いにだされていましたが、これを読んだ時の率直な乾燥は…
「ちょっと古いっ?」
というものでした。
5年あれば医学や科学や検証データは色々変わってくるといわれる時代なので、本気で研究しているところが50年あまり表に出ないというのは、ちょっとだけチョコ好きにとっては残念ですね。
火のないところに煙はたたないといいますし、私はチョコレートとの肌荒れの関係はあると考えていますが、メーカー各社の回答では無いということだったので、ここでは明言を避けて、まずは肌荒れについて考察してきましょう!
なぜチョコが肌荒れを起こす原因といわれているのか?
チョコが肌荒れを起こす原因といわれ続けてきた理由を色々調べてみたのですが、これに関しても特に真相解明出来る様な情報はでてこなかったので、肌荒れや肌荒れの原因を見直すことで独自解析していきたいと思います。
そもそも肌荒れとは
肌荒れといわれるものの症状は…
- ニキビ
- 吹き出物
- かゆみ
- 赤み
- 乾燥
- かさつき
- ひび割れ
などがあります。これらを総称して肌荒れという風に呼んでいるので、肌荒れとは、特定のモノを指す言葉ではなくて、肌に関する諸症状の総称の名前ということがいえます。
因みに、チョコレートが原因の肌荒れの場合は、ニキビや吹き出物を指すことが一般的なようですね!
肌荒れの原因
肌荒れの原因は細かく別けるとたくさんありますが、大きく別けると…
- 肌のターンオーバーの乱れ
- ホルモンバランスの不調
- 肌のバリア機能の低下
に、なります。肌荒れの原因に関しては、エスエス製薬のハイチオールのページで解りやすく解説されているので、肌荒れの原因を詳しく知りたい方はこちらを参考にしてみてください。
チョコレートがなぜ原因?
チョコレートを食べたら肌荒れが起きるということが噂されるようになったということは、チョコレートを食べて肌荒れになった人がいて、且つそれに賛同する人が多かったのでここまでの噂になっているはずですね。
それを前提に考えると、チョコレートを食べることによって、肌荒れが起きている人が結構多いということが考えられると思います。
といことは、チョコレートを食べることによって、肌荒れの原因である「肌のターンオーバーの乱れ・ホルモンバランスの不調・肌のバリア機能の低下」などを引き起こす可能性は高いということになります。
森永さんや明治さんの回答や、1960年代の研究では、チョコレートが「直接的に肌荒れを起こす原因とは無い」という事ですが、実際に肌荒れを経験した人が多そうなことや、肌荒れの原因のことを考えると、チョコレートを食べることによって、二次的に肌荒れが起きているという可能性は大きそうです。
これらのことから、チョコレートが肌荒れを起こすといわれる原因としては、チョコレートが肌荒れを起こす原因を二次的に起していて、チョコレートが肌荒れを起こすかどうかについては「どちらともいえない」というところに落ち着きそうです。
チョコレートで肌荒れを起こすのは、そのヒトの体質、チョコレートの含有成分や分量、食べるタイミングなど、色んなことが相まって起きていそうです!
チョコレートに含まれる肌に良い成分
チョコレートは元々薬としてつかわれていたという話もあるくらい、カラダによい成分も含まれています。その筆頭格といえるは、なんといってもポリフェノール豊富なカカオです。
ポリフェノールといえば、抗酸化作用の代表格ともいえる成分で、紫外線などの影響により発生した活性酸素の除去に役立ってくれます。
抗酸化作用によって、シミやシワなどの老化現象を緩めてくれたり、肌の防御機能を高めてくれることが期待できます。
チョコレートは肌荒れの原因というイメージが強いですがポリフェノールの様な美肌効果のある成分もしっかりと含まれいるんですね!
チョコレートに含まれる肌に良くない成分
チョコレートに含まれている成分の中でもっとも肌荒れに関与していそうなモノはずばり砂糖です。
チョコレートの種類によって多少含有割合が違いますが、平均的には以下の様な割合でチョコレートに砂糖が含まれているようです。
- ミルクチョコレート 砂糖40% カカオマス25% 乳20% ココアバター15%
- ビターチョコレート カカオマス45% 砂糖45% ココアバター10%
- ホワイトチョコレート 砂糖40% ココアバター30% 乳20%
この砂糖の分量がどのくらいかイメージするために例をあげると、一般的な板チョコは大体50gでその40%が砂糖だとすると、板チョコ1枚で20gの砂糖が含まれていることになります。ティースプーン1杯が大体4g程度なので、板チョコ1枚食べたるということは、ティースプーン5杯の砂糖を食べたというこになるので、なかなかの砂糖の量ですね。
この砂糖が肌にどんな悪影響を及ぼしてしまうのかみていきましょう。
ホルモンバランスの乱れ
砂糖はGI値が高いことで有名ですが、GI値が高いと血糖値が急上昇してしまい、インスリンが大量に分泌されてしまいます。
これによりカラダの中でホルモンバランスが変化し、肌荒れや吹き出物の原因になるとされています。
新陳代謝低下
精製された砂糖は、分子構造がものすごく頑丈になっていて、分解するのにたくさんの消化酵素やエネルギーが必要になります。
消化に酵素やエネルギーをもっていかれると、代謝機能が低下してしまうため、カラダの新陳代謝能力が低下してしまいます。
新陳代謝能力が低下してしまうと、肌の新陳代謝となる肌のターンオーバーも低下してしまうため、肌に悪影響を及ぼしてしまといえます。
腸内環境悪化
新陳代謝悪化とも関係がありますが、精製された糖分である砂糖は、分子構造の観点から分解が難しいのに加えて、ミネラルバランスの悪さから消化不良を起こしやすい成分になっています。
この特性により、腸内環境の悪化を引き起こしてしまい、腸内環境悪化は肌荒れの深刻な原因の1つとなっているので、肌には悪影響を及ぼしてしまいます。
肌荒れの大きな原因の3つ中2つ(肌のターンオーバーの乱れ・ホルモンバランスの不調)が砂糖が肌に与える影響に由来しているので、砂糖は肌荒れの原因の1つといえそうですね!
チョコレートで肌荒れを起こしてしまう食べ方
砂糖などの影響でチョコレートは二次的に肌荒れを起こしてしまう可能性が高いということを解説してきましたが、すべての方が毎回肌荒れが起こる訳ではありません。
肌荒れを起こしやすい食べ方をまとめてみたので、少しでも肌荒れを回避したい方は、参考にしてみてください。
食べ過ぎ
なんでもそうですが、チョコレートに関しても食べ過ぎはよくありません。
板チョコを半分食べただけで、ティースプーン2.5杯分の砂糖が入ってますし、ココアバターなどに含まれる脂質も気になるところです。
肌荒れが気になる様な方の場合は、どんなに多くても1日で板チョコ5分の1以下にすることをおすすめします。
食べるタイミング
チョコレートを食べる分量も大切ですが、食べるタイミングもかなり重要です。
消化や分解が大変な砂糖や添加物も多いチョコレートは、消化しにくい時間帯などは避けるのが賢明です。
午前中は排泄と浄化の時間帯なので、食べ物は食べない方がよくて、消化しにくいチョコレートはなおさらNGになりますし、睡眠中は細胞補修の時間帯で、消化しにくいチョコレートはそれを阻害する可能性があるので避けた方が賢明です。
そう考えると、チョコレートを食べる時間帯は、小腹が減ってくる15時前後(プラスマイナス1時間くらい)がベストだと考えます。
やっぱり昔からいわれている3時のおやつというのは、的を得た時間帯になりますね!
砂糖や添加物が多いモノ
チョコレート以外の菓子類などでもいえることですが、砂糖や添加物が多く入っているということは、それだけで肌荒れが起こりやすいモノになります。
砂糖の含有量が少ないモノや、無添加のモノなどにこだわればこだわるほど肌荒れの危険性は低下していくはずです。
チョコレートを絶対食べてはダメという訳ではないので、ポイントを抑えて上手につきあっていきましょう!
肌荒れしないチョコってあるの?
個人差やカラダの状態によって肌荒れするかどうかが変わってきますが、肌荒れしにくいチョコレートをピックアップしてみました。
今回はオーガニック且つ、砂糖不使用又は有機ケインシュガーや有機さとうきび糖などを使用することによって、消化不良やホルモンバランスの乱れを少しでも緩和する様なモノをピックアップしています。
Cachetオーガニックシーソルト
30年以上続く、「カシェ」というベルギーの会社のチョコレートで、タンザニア産のカカオ豆をつかい、有機JASの認証も受けています。
原材料は、有機カカオマス、有機ケインシュガー、有機カカオバター、塩のみになります。
有機ケインシュガーとは、さとうきびの糖で、従来の砂糖よりも精製度が少ないので、消化不良やホルモンバランスの乱れが起きにくいことが期待できます。
有機アガベチョコレート ダークカカオ 70%
120年以上続く、「dardenne」というフランスの会社のチョコレートで、ペルー産のカカオ豆をつかい、今もなお伝統的な製法でチョコレートをつくっています。
原材料は、有機カカオマス、有機アガベパウダー、有機カカオバター、有機バニラパウダーのみとなり、甘みが強く低GI値のアガベパウダーを仕様しているので、砂糖の量が抑えられているので安心です。
ヴィヴァーニ オーガニックダークチョコレート75%
ドイツの家族経営で生産されている、ヴィヴァーニのチョコレートは、最高級のモノだけを使用し、バナナの葉で覆って発酵させるなどの自然方法を採用していたり、乳化剤不使用や、ギリギリまで砂糖成分を抑えたこだわりのチョコレートです。
原材料は、有機カカオマス、有機ココナッツシュガー、有機カカオバターのみで、どれもこだわりのある素材のみのつかっているので、肌荒れが気になる方には特におすすめです。
高カカオチョコレートの味比べ実験
高カカオチョコレートって、高ポリフェノールなので抗酸化作用が強くてお肌に良さそうな感じですが、チョコレートに1番求めている 肝心の味 ってどうなんだろう?
こんな疑問をお持ちの方が多いと思うので、上記でご紹介したチョコレートを実際に食べてみて味比べしていきたいと思います。
私目線なので、私の好みも入ってしまいますが、表情なども併せることによって、よりリアルが感じられると思うので、実際に食べているところと感想を動画でまとめてみました。
ちょっと恥ずかしいですが、ぜひ肌荒れしにくいチョコレートを選ぶときの参考の1つにしてみてください!
チョコレート好きな方がチョコレートを食べるときに気をつけたいポイント
チョコレート好きな方がチョコレートを食べることは、ストレス解消の観点などから全然悪いことではないですし、むしろ実はカラダのために良い効果も期待できます。ただ、気をつけたいのはここまで解説してきたことの様に、肌荒れを起こしやすい食べ方を避けたり、肌荒れを引き起こしやすい製品を避けることが大切です。
そんな基本的なことに加えて、チョコレートを食べるときにぜひ行ってほしいポイントを1つご紹介します。
重曹クエン酸ドリンクを飲んでカラダを酸性体質から護る
ヒトのカラダの体液は弱アルカリ性でPH7.4というのが理想ですが、チョコレートや砂糖など甘いモノは、体液を酸性にしてしまう作用があります。
残念ながら現代社会では、カラダが酸性に傾くような食生活が中心になってしまっているので、実は常にカラダが酸性になっている人が結構いらっしゃいます。
もちろん、チョコレートなどの甘いモノが好きな方は酸性に傾いているといってもいいくらいなので、ぜひカラダを弱アルカリ性に傾ける努力をしていただきたいのです。
因みに、カラダの体液が酸性に傾くと、免疫力低下、病気になりやすい、アトピー性皮膚炎などの疾患を起こしやすくなってしまいます。
カラダの健康度が下がってしまうことで、もちろん肌荒れなども起こしやすくなってしまうので、肌荒れが気になって、且つチョコレートスキの方は、カラダの体液を弱アルカリ性にもっていく様にしましょう。
カラダを弱アルカリ性にもっていくのに、もっとも簡単で効果的な方法は、重曹クエン酸ドリンクを飲むことです。
重曹やクエン酸は洗剤のイメージですが、いわゆるベーキングパウダーなので、飲んでもまったく問題ありませんし、むしろどんどん積極的に飲んで欲しいものです。
つくり方は簡単で、重曹とクエン酸それぞれティースプーン半分を200ml ~300ml の水に溶かして、朝晩飲むだけです。チョコレートや甘いものを食べた時だけでもいいので、ぜひ重曹クエン酸ドリンクを飲んで、肌荒れからお肌を護っていきましょう。
私も最初は躊躇したのですが、レモンソーダの様な感じで味も美味しく普通に美味しいドリンクです!
まとめ
チョコレートと肌の関係をメーカーに問い合わせたり、いろいろと調べたり、持っている経験をフル活用でご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
チョコレートを食べた時の罪悪感や後悔の念は、チョコレート好きにとってはなかなか重いモノですよね。チョコレートとうまくつきあっていくには、いくつかのポイントを抑えると心にもカラダにとっても良いモノに変わっていきます!
今回ご紹介したことを実践していくと、きっと大切なお肌を護りながら、チョコレートを楽しめるようになっていくので、ぜひ試してみてくださいね。