【アロエが美肌にいい理由】オススメの使用方や注意点と共に徹底解説
アロエといえば火傷のケアでつかったり、ヨーグルトに入っていて食感が美味しいといった感覚ではないでしょうか?
アロエは元々民間療法薬としてつかわれたり、美容の為にクレオパトラが塗っていたりと、健康や美容面でとても注目されてきた植物で、美肌に嬉しい効果もたくさん詰まっています。
今回は、
「なんとなく肌に良いのはわかるけど・・・今ひとつわからないなぁ」
という方のために、具体的なアロエの美肌効果についてご紹介していきます!
アロエとはどんな植物?
アロエはユリ科の植物で、数千年以上前から民間薬草として扱われてきました。
南アフリカが原産地になり、細分化するとなんと730種類にまで及ぶといわれるほど種類が多い植物で、強い生命力からどんな環境にも形態をかえながら適応してきたからだと考えられています。
そんな多種類のアロエのなかで、一般的に今でも利用されているアロエは
- ケープアロエ
- キダチアロエ
- アロエベラ
の3種類になります。
日本にアロエがはいってきたのは鎌倉時代で、薬品というカタチで伝えられたとされています。
民間療法薬といわれだしたのは、意外にも戦後に薬理作用が解明されはじめて、昭和40年代にガンの抑制効果が認めらてから一般的になったようです。
アロエの日本での普及は以外にも遅かったみたいですね!
アロエの成分と美容効果
アロエには高い薬用効果と美容効果があるといわれていますが、では実際にどんな成分で、どのような効果があるのかみていきましょう。
アロエに含まれる主な成分
アロエには約200種類というたくさんの美容成分や薬用成分が含まれていますが、そのなかでもアロエならではの代表的な成分を解説します。
- アロイン 腸のぜん動運動を活発にしてお通じの解消。
- アロエニン 胃液の分泌をコントロールし胃の活動をサポート。
- アロエエモジン 胃の内膜壁を刺激して胃もたれや消化不良の防止。
- アロエチン 殺菌作用や抗カビ作用でカラダの防衛機能効果。
- アロミチン 腫瘍の増殖を抑えたり抑制効果。
- アロエウルシン ウイルスなどの外敵からカラダを守る効果。
アロエの美容効果
アロエに含まれる代表的な主成分やそれを取り巻く200種類もの様々な成分により、美肌のためにどのような美容効果があるかを解説していきます。
美肌効果
アロエの美肌効果として大きく期待できるものとして「ターンオーバーを整える働き」「コラーゲンを生成する働き」があります。
ターンオーバーを整える
肌は表皮・真皮・皮下脂肪組織という3層に別れていて、表皮で起こる新陳代謝をターンオーバーといいます。
このターンオーバーは紫外線などの外的ダメージや活性酸素やストレスなどの内的ダメージ、加齢などで肌の水分保湿力が低下すると、表皮にある古い角質がどんどん硬くなってしまい、剥がれ落ちにくくなることで、ターンオーバーの周期が乱れ肌がゴワゴワした感じになってしまいます。
アロエには、水分保湿力の向上などにより、ターンオーバーの周期を整え、理想的な周期に近づける働きがあるので、健康的な美肌をづくりのサポートをしてくれます。
コラーゲンを生成する働き
コラーゲンは表皮の下の真皮層に存在し、肌を支えている土台の1つとなる成分で、肌にハリや弾力をもたらしてくれます。
コラーゲンも常に新しいコラーゲンに生まれ変わっており、硬く古くなったコラーゲンは分解され、弾力のあるやわらかな新しいコラーゲンが毎日つくられています。
加齢とともに、コラーゲン生成力はどんどん低下していくので、肌のたるみやシワの原因になってしまうのですが、アロエから抽出したエキスを肌に塗ることによって、肌のコラーゲン量が増加したという研究成果もあるので、アロエの美容成分は肌のハリや弾力を保つサポートをしてくれます。
美肌づくりには表層の表皮と土台部分の真皮の細胞が大切ですが、アロエの成分は両方にアプローチしてくれるからとってもお得な感じがしますね!
美白効果
日常生活を送る中でどうしても紫外線を浴びてしまいますが、どうしても加齢と共に肌の新陳代謝能力が減少してしまうので、肌にシミやそばかすなどが残りやすくなってしまいます。
これに対してアロエに含まれるアロエシンという成分には、ビタミンCと同等以上の美白効果があるといわれており、シミの原因であるメラニン色素をつくるチロシナーゼの働きを抑制する効果があるといわれており、アロエシンは細胞再生を促進し、シミとなっているメラニン色素を肌の外へと排出する作用もあるので、透き通った美白効果が期待できます。
腸内環境を整える効果
アロエに含まれるアロインとアロエモジンという成分は胃液の分泌を促したり、コントロールすることによって、消化の働きを活発にするなど、胃の消化機能をサポートしてくれるので、胃のダメージを軽減することができます。
胃の機能に弊害がでてしまうと、その影響はそのまま腸にでてしまうので、胃の状態悪化は腸の状態悪化へと繋がってしまいます。
腸内環境が下がってしまうと、便秘を引き起こしてしまい、腸内炎症が起こり、肌荒れやくすみの原因にもなってしまいます。
消化器系を健康に保つということは、腸内環境を整える効果もあり、これが美肌にも繋がっていきます。
日焼けケア
日差しの強い時期になるとちょっとした外出などで油断すると、日焼けの様な軽度の火傷になってしまいます。
アロエの葉内部の半透明な葉肉部分には、火傷や傷を治癒する力があり、葉肉部分を直接患部にあてるとキレイに治ってしまいます。
これはアロエに含まれている、サルチル酸やベレクチンが皮膚の炎症を抑え、ビタミンC多糖体などが皮膚の細胞を活性化し、皮膚の修復と再生を働きかけるからになります。
ちょっとした日焼けなどであればかなり効果が期待できるので、日焼けあとのアフターケアとしてアロエを使ってみてはいかがでしょうか。
アロエを活用する時の注意点
200種類以上の栄養素と強い生命力を持ったアロエは、美肌や健康のサポートに効果的ですが、食べたり塗ったりする際の注意点があります。
アロエの摂取量
アロエは基本的に薬ではないので、副作用に関しては特に気にすることはありませんが、人によっては合う・合わないがあったり。
下剤的な働きとなって、下痢を起こすような場合も考えられるので、摂取してカラダに弊害がでるようでしたら、摂取を中止ししてください。
アロエを食べるときの摂取量は、15g ~ 60g という目安があり、この目安は人によってまちまちの様なので、過剰摂取にならない様に最初は少しずつ食べるなどしながら取り入れる様にしましょう。
妊娠中の摂取
アロエには強力な下剤作用をもつアントラキノンや、アロイン・アロエエモジンという成分により、子宮が収縮する可能性があるので、摂取しない方がいいという説があったり、料理につかったりなどの日常的にたまに使うくらいなら大丈夫とか、薬効成分が含まれた葉肉部分なら大丈夫という説があります。
食べても良さそうな気もしますが、赤ちゃんの安全の為にも摂取しない方が良さそうですね。
美肌や健康の為にどうしても摂取したい場合はかかりつけの医師に相談してからにしましょう!
授乳期間中の摂取
すべての食べ物にあてはまりますが、授乳期間中はお母さんの食べたものや体調によって母乳の質や量が変わってきます。
妊娠中は子宮収縮などの危険性のために摂取を控えた方が良さそうですが、たくさんの栄養素と強い生命力を持ったアロエをしっかり摂取した方が、母体の健康状態がアップして、質の良い母乳がたくさんでる可能性があるのでしっかりと摂取した方が良いかもしれません。
ただ、なんでも過剰摂取になると体調不良等を起こしてしまいかねないので、少しずつからはじめて自身の適量範囲内での摂取にしましょう。
生理期間中の摂取
アロエには、肝臓や脾臓を浄化して、血液を浄化する作用があるといわれており、これにより女性機能を高めたり、生殖器官の若返りや生理不順にも効果があるとされているのですが、過剰摂取により、子宮内に充血を起こすおそれがあるとされているので、生理期間中は通常時よりもより、摂取量に気をつけながら摂取するようにしてください。
アロエには美肌効果や健康効果がたくさんつまっていますが、摂取時期や摂取量などを間違えると逆効果になりかねないので、体調等に注視しながら摂取するようにしてください!
美肌のためのアロエの食べ方
アロエといえば「アロエベラ」と「キダチアロエ」が有名ですが、食用として人気が高いのが大ぶりな葉が特徴的なアロエベラになります。
食べるアロエといえばヨーグルトが有名ですが、ヨーグルト以外にもいくつかおすすめの食べ方があるのでご紹介していきます。
アロエヨーグルト
まずは定番のアロエヨーグルト。
刻んだアロエをヨーグルトに混ぜて食べる食べ方で、1度は皆さんも食べたことがあると思います。
朝食の代わりに食べたり、ちょっと小腹が空いたときにおすすめです。
缶詰のモノを使うと簡単にできますが、健康や美肌効果を高めたい時は、アロエベラを購入して下処理をしてからヨーグルトに混ぜてみてくさい。
作りやすそうなレシピを見つけましたので合わせてご紹介いたします!
アロエベラジュース
国内シェア断トツを誇る、あるアロエベラジュースの会社のブランディングにより、
アロエベラジュース = 健康
という構図が出来上がりましたが、難消化性の食物繊維が腸内の善玉菌のエサになり腸内環境を整えたり、アロエベラ特有の多糖体が様々な働きをサポートしてくれるので、毎日のアロエベラジュースは、手軽で効率的な1番のアロエ摂取手段かもしれません。
アロエベラジュースを購入するのもいいですが、1度お家でつくってみてはいかがでしょうか。
アロエベラのお刺身
酵素を含めて魚の栄養素をすべてとろうと思うとお刺身が1番良いみたいですが、アロエベラに関してもそうかもしれませんね。
アロエベラの不思議な食感もしっかりと味わうことが出来るお刺身。
ヘルシーだし癖になる感じで私的にはおすすめな食べ方になります。
アロエとプチトマトのサラダ
美肌効果トップクラスのミニトマト。
以前トマトの特集記事でも熱く語らせていただきましたが、リコピン や β-カロテンなどトマトに含まれる美容効果は実は凄いんです。
予想以上の美肌効果のあるトマトの記事もあるので、ぜひトマトの記事もご覧ください! >>トマトの美肌効果<<
そんなトマトとアロエを組み合わせた美肌サラダ。
肌の状態をアップしたい場面から肌の状態が落ちてきた時のサポートメニューとして、ぜひお試しください。
アロエとプチトマトのサラダのレシピはこちら|Rakutenレシピ様
アロエの漬け丼
アフリカが原産地で日本の気候にはなかなか馴染みにくいアロエですが、お刺身もこの漬け丼もそうですが、お醤油がよく合います。
美肌にも必要な炭水化物と一緒に食べられて、ヘルシー低カロリーなのも嬉しいポイントです。
ダイエット中や食事制限中だと、食事コントロールしながら、美肌にも繋がっていくのでおすすめです。
おすすめアロエ商品のご紹介
スキンケア用のアロエ商品はたくさんの種類があって迷ってしまいますね。
楽天やAmazonの人気ランキングや口コミや、実際につかった使用感をもとに美肌におすすめのアロエ商品をご紹介させていただきますので、参考にしてみてくださいね。
アロエガーデン化粧水
水をまったく使わずに99%が保湿成分で、保湿成分の82%がアロエ汁液という、高濃度の化粧水になります。
乾燥した地域で生息するアロエの保湿効果をぎゅっと凝縮して、贅沢な潤いを実感出来るようになっています。
乾燥肌の改善でアロエ商品をお探しの方や、敏感肌でお困りの方におすすめです。
価格 3,850円(税込)
美容成分:アロエベラ液汁、高分子ヒアルロン酸、加水分解コラーゲン、加水分解エラスチン、カンゾウ葉エキス
>>アロエにこだわりぬいたアロエガーデンの公式サイトはこちら<<
マミヤンアロエ サンシャットEX
日本ではじめてアロエを化粧品に配合した老舗メーカーで、アロエ配合商品は30種類以上に及びます。
サンシャットEXはSPF50+ PA++++ と、紫外線対策ばっちりな美容ベースクリームで、日焼け後の肌の修復として有名なアロエエキスもしっかりと配合された頼もしい一品です。
日焼けのダメージを最小限に抑えて美肌づくりをしたい方におすすめです。
価格 3,300円(税込)
美容成分:キダチアロエ液汁、ミネラルオイル、加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na
>>アロエ老舗メーカー マミヤンアロエの公式サイトはこちら<<
フォーエバー ヒートローション
アロエベラジュースのトップブランドとしてアメリカで誕生した、フォーエバーリビングプロダクツのヒートローションです。
天然植物保湿成分にあたる、アロエベラ液汁が65%も配合されたボディケア乳液で、全身をしっかり保湿していきます。
紫外線での肌ダメージを修復してくれるアロエエキスがたっぷりと配合されているので、肌ダメージが気になる方は夏場に特におすすめです。
価格 4,180円(税込)
美容成分:アロエベラ液汁、ユーカリ葉油、ミネラルオイル、ホホバ種子油、パーシック油、ゴマ油、オレイン酸
家庭で育てたアロエを使っても大丈夫か?
アロエは育て方も簡単で、観葉植物や庭に植えたりなど、案外簡単に育てることが可能です。
美肌用に少し育ててみてもいいと思うのですが、自分で育てたものを食べたり・塗ったりしても大丈夫かという点は気になりますよね。
育っている環境などにもよりますが、基本的には食べても塗っても大丈夫だといえます。
食用で考えられているのであればアロエベラ。
火傷や日焼けの修復など肌に塗ることを考えられているのであればキダチアロエ。
にしておいた方がいいと思います。
感覚的に家庭でつくったものを食用にするのはあまり良くない様な気がしていて、ちょっとした火傷の時などに便利なキダチアロエを観葉植物として育てるのがおすすめです!
まとめ
美肌に効果があることを、「なんとなく知っている様で案外知らない」アロエ。
「医者いらず」といわれることもあり、健康につながる栄養素がたっぷりと含まれていて、特に肌のダメージには凄い力を発揮するので、常に美肌ブームの中にアロエは存在していきます。
摂取量や摂取時期に気をつけないといけない部分はありますが、適量を継続摂取することによって、美肌にもたくさんの効果をもたらしてくれます。
おすすめの摂取方法や、おすすめの商品などを参考にしながら、ぜひご自身の健康美肌習慣にアロエをとりいれてみてください。